結婚はどんなに苦労しても素敵な思い出。

結納金の金額をいくらにしようかと考えたり、婚約指輪のお返しを何にしようか、時計ならいくら程度の記念品が妥当かと相場を気にしたり、とにかく結婚というものにはお金がかかるものです。

男性の負担金もかなりの額にのぼりますが、女性側の家族にのしかかる負担も、半額返しや1割負担とはいえ、相当な金額にのぼります。

相場でいうなら、結納のお返しに必要な金額、いわゆる結納返しに入用となるお金は、関東では「結納にかかった金額の半額程度」、関西では「1割程度」と、地域によってかなりの差があります。

このようなやり取りの意義については賛否両論いろいろな意見がありますが、略式結納にしたり婚約指輪のお返しはなしにして、その分と同額の洗濯機や電子レンジなどの家電を新生活のために購入しようというような両家も増えています。

相場や金額といったものは、あからさまになるようなことではないので、正しい統計データはありませんが、中にはこうした費用の大きさから、実家で両親が保有しているダイヤなどの貴金属、ブランドもののバッグなどを換金して購入資金に充てる家もあります。

結婚とは“相場との闘いであり、費用捻出の腕の見せ所”といったような凄まじさがあります。

そうまでして形式や体裁にこだわらなくても、「いっそのことナシ婚やジミ婚にして、入籍だけとか、食事会程度の披露宴にしたらどうだ」というような見方もあります。

しかし一生に一度のビッグイベントであり記念日であることを考えると、親としては貯金をはたいてでもきちんとした挙式をあげてやりたいという気持ちになるのは当然のことです。

娘や息子が仕事に忙しければ、親がそれに代わって記念品を探しに出かけたり、式場の手配に出かけたりと、一家総出でバックアップするといったようなケースも良くあります。

こうなると結婚や結婚式はいったい誰のもの?何のため?といった思いにも駆られてしまいますが、とにかく両家のあいだで結婚が正式に決まったら、粛々とその予定やプロセスをクリアしていかなければならないのが結婚というものです。

結婚する相手の気持ちがもっとも大切ではありますが、結婚はお互いの家族どうしが一緒になることでもあります。

相場や価格のことばかりが頭をよぎる辛い時期もありますが、過ぎてしまえば一瞬であったようにも感じるものです。

婚約指輪や結婚指輪選びに悪戦苦闘したことも、お返しの相場に頭を悩ませたことも、いい思い出になるでしょう。

新しく夫婦となったお二人には、そうした周囲の思いも胸に、世界一の幸せをめざして欲しいものです。